名誉村民となった詩人「草野心平」

かわうち草野心平記念館・天山文庫 取材ページ|川内村の観光スポット

【草野心平資料館】
 阿武隈山系、福島県内に残る民芸品を展示、保存する目的で造られました。2008年、草野心平没後20年記念として、高村光太郎の甥である写真家、高村規氏による写真展を開催し、その後多数の高村家と草野心平の交友を記録した写真の寄贈を受け、それを機に天山文庫、民芸館の2つを「かわうち草野心平記念館」と総称し、阿武隈民芸館も草野心平の資料館になりました。
 館内には川内村と草野心平との関わりがわかる資料をはじめ、辻一が設計し、草野心平が経営していた「Bar學校」を再現したものもあります。

【天山文庫】
 蛙の詩人と呼ばれ、福島県いわき市出身の草野心平は、モリアオガエルが緑で初めて来村し、長福寺の矢内俊晃氏をはじめとした川内村の人々と豊かな自然に心を打たれ、毎年のように村を訪れるようになりました。川内村では、そんな草野心平を1960年に名誉村民に任命し、その褒章として、木炭100俵を贈りました。
 お礼に草野心平が蔵書約3000冊を村に寄贈したことを機に、本の保管場所として文庫建設の話が持ち上がりました。その後詩人や作家、出版社が本を寄贈し、村民が一木一草を持ち寄り、村を挙げての労働奉仕によって建てられたのが天山文庫です。
 今もなお、草野心平と村民とのつながりを感じることが出来ます。

■ドハマりポイント
 かわうち草野心平記念館、天山文庫では詩人草野心平が愛した自然やその自然が奏でる音色などを実際に体感することができ、天山文庫内の床紅葉などを四季を通じて楽しむことができます。


   
■新型コロナウイルス感染拡大予防対策
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○3密避けるため人数制限を設けさせていただきます。
 

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INFORMATION施設情報

名称 かわうち草野心平記念館・天山文庫 取材ページ|川内村の観光スポット
(カワウチクサノシンペイキネンカン)
電話 0240-38-2076
住所 〒979-1201 福島県双葉郡川内村大字上川内字早渡513 アクセス
観覧料 ・一般 300円
・学生 250円
・小中学生 150円
※20名以上の団体は50円の割引になります。
開館時間 9:00~16:00
休館日 ・月曜日(月曜祝日の場合はその翌日になります)
・年末年始
公式URL http://www.kawauchimura.jp/page/page000108.html
TEL:0240-38-2076
施設紹介者
施設紹介者

川内村は2011.3.16に東海日本大震災と福島第一原子力発電所の事故により全村避難を余儀なくされました。2012.1.30の「帰村宣言」以降は分断された故郷を取り戻すために、復興と再生に向けた新しい村づくりを進めています。